本文へスキップ

テックサポートマネジメント有限会社は、製品/サービスの信頼性向上を支援します。

TEL. 044-328-7375

〒210-0855 神奈川県川崎市川崎区南渡田町1-1

ディスクリート・イベント

実世界を観察する時、プロセスの大多数は連続的な変化に基づきます。しかしながら、これらのプロセスを分析しようとする場合、分析を単純化するために、連続プロセスをディスクリート・パーツに分割することができます。ディスクリート・イベント・モデリングは、定義する不連続のイベントを、連続的な実世界プロセスに近似させる技法です。 例えば、ポイント A からポイントBまでの列車の移動は、2つのイベント、すなわち出発イベント、到着イベントでモデル化されます。列車の実際の移動は、出発と到着のイベント間における時間の遅れ(インターバル)としてモデル化されます。しかしながら、移動する列車としてモデル化することができないわけではありません。実際、AnyLogicで、論理上ディスクリート・イベントを視覚的に連続的なアニメーションとして生成することができます。
ディスクリート・イベントは、顧客、ドキュメント、パーツ、データ・パケット、乗り物あるいは通話のような、あるタイプのエンティティ(トランザクション)上で行なわれているオペレーションのシーケンスとして分析されており、プロセス中心(Process-Centric)のモデリング手法です。エンティティは受動ですが、それらが扱われる方法に影響する属性がありえます。又はエンティティがプロセスを通じて変化するかもしれません。プロセス中心のモデリングは中間より低いアブストラクションレベル・モデリング・アプローチです。オブジェクトはそれぞれエンティティとして個々にモデル化されますが、典型的に、モデル製作者は正確な形状、加速および減速のような多くの「物理的なレベル」詳細を無視します。プロセス・セントリックのモデリングは、生産、ロジスティクスおよびヘルスケア・フィールドで広く使用されています。

分析中のシステムを、オペレーションのシーケンスとして無理なく説明することができる場合には、ディスクリート・イベント・モデリング技法を使用するべきです。モデル対象が、3種類の方法論のどれに当てはまるかは、必ずしも明らかだとは限りません。例えば、グローバルな環境で、個々のエンティティの振る舞いについて記述するほうが簡単な場合は、エージェント・ベース・モデリングが最適な方法かもしれません。同様に、個々のユニットの相互作用ではなく、集団に興味を持っていれば、システム・ダイナミックスが適用されるかもしれません。AnyLogicは3つのメソッドに対応するので、他のツールを必要とせずに、アブストラクション・レベルおよびモデリング・アプローチで最適なモデル作成メソッドを試すことが容易にできます。


  • AnyLogic プロセスモデリング・ライブラリィ

プロセス中心のモデリング用の主要なAnyLogicツールキットはプロセスモデリング・ ライブラリィと呼ばれています。本 ライブラリィは、プロセス・ワークフローおよびそれらに関連するリソースを定義するのためのオブジェクト(部品)です。オブジェクトはすべて高度にカスタマイズ可能です。それらのパラメーターはダイナミックに変更することができます。また、それらのアクションはエンティティの属性に依存するかもしれません。オブジェクトには、プロセスを移動するエンティティ上で、必要のあるアクションを定義する"onEnter/onExit" 拡張ポイントがあります。一般的なクラス・エンティティはカスタム・フィールドおよびメソッドを加えることにより拡張することができます。 エンタープライズ ライブラリーのモデル・コンポーネントは、システム・ダイナミックスエージェント・ベース及びAnyLogicのイベントまたは状態図と一緒に動作します。



モデル化しているシステムが複雑な場合、それをコンポーネントに分割し、異なるアクティブなオブジェクト中でそれらを別々にモデル化することは意味をなします。サブプロセス・スタートおよびエンドを定義し、モデル・コンポーネントのインターフェースとしてそれらを表示し、サブプロセスの実行を隠すことができます。モデルのトップのレベルでは、それらのハイ・レベルのコンポーネントをともに実証し接続するでしょう。どんなアクティブなオブジェクトも何度も実証しパラメター化することができるとともに、これは、さらに1つのモデル内の、あるいはモデル間のコンポーネントの再使用することができます。
また、エンタープライズ ライブラリーは、AnyLogicプレゼンテーション/アニメーション・フレームワークと共に働き、非常に精巧なプロセス・アニメーションを開発するこが可能です。

  • ネットワークベース・モデリング(Network Based Modeling)

エンタープライズ ライブラリーは、さらに"space-aware"プロセスに設計された1セットのオブジェクトを含んでいます。”Space aware”プロセスは、ある物理的なスペースで起こり、エンティティとリソースの移動を含んでいるものです。提供されるオブジェクト・セットは、そのようなシステムのモデリングを単純化します。また、アプローチはネットワークベースのモデリングと呼ばれます。この技術を使用するために、ネットワークトポロジー、リソース・プールおよびプロセス自体を定義する必要があります。プロセス定義は、"move to location"あるいは"attach resource unit"および規則的なエンタープライズ ライブラリー・オブジェクトのようなネットワークに特有のオブジェクトの混合かもしれません。エンティティとリソースは、ネットワークセグメントに沿って自動的にアニメーションにされるかノードにとどまっています。また、もし望むならば、この振る舞いは正規のアニメーションと一緒にインターリーブすることができます。AnyLogicディスクリート・イベントのオンライン・モデル・ギャラリーアプレットをご覧ください。


バナースペース

弊社取扱製品に関する、お問い合わせ、カタログ等は、下記までお願い申し上げます。

テックサポートマネジメント有限会社

〒210-0855
神奈川県川崎市川崎区
南渡田町1-1 京浜ビル2階 

TEL 044-328-7375
e-mail: