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システム・ダイナミックス(SD)方法論は、長期戦略のモデルの中で良く用いられ、モデル化されるオブジェクトのハイ・レベルの集合体を仮定します。人々、製品、イベントや個別のアイテムは、それらの数で、SDモデルにおいては表記されます。したがって、それらは、個人財産、歴史あるいはダイナミックスも持ちません。このアブストラクションがあなたの問題に適切な場合、SD使用は正しい手法です。しかしながら、個体詳細(People,
products, events等)が重要な場合、常にエージェント・ベースあるいはディスクリート・イベント(プロセス中心)のメソッドを使用して、モデルのすべてあるいは一部分を再構築することができます。
実行されているモデル、あるいは実行後に、変数をクリックするとポップアップ・ウィンドウ(下記黄色のウインドウ)が表示され、グラフ(ダイアグラム)又は一覧表で現在値を直接表示することが可能です。
AnyLogicは、無理なくシステム・ダイナミックス・モデル製作者にOOアプローチの利点をすべて提供します。ストックとフロー・ダイアグラムの論理上個別のパーツが異なるアクティブなオブジェクトに含まれており、それらのインターフェース変数だけ(入力または出力)を表示する場合、階層的なやり方で複雑モデルを定義することができます。さらに、頻繁に遭遇するSDパターンを、アクティブなオブジェクト・クラスに埋め込み、それを1つのモデル内で、あるいはモデル間で何回も再使用することができます。
SDモデルは、AnyLogicの他のモデルと同様に、視覚的・対話型ソリューションです。モデルをアニメーションにするために図や表あるいは任意のグラフィックスを加えることができます。また、ランタイムでモデルの実行をコントロールするためにスライダー、ボタンおよびテキスト入力を加えることができます。
AnyLogicは他の競合するSDツールより多くのグラフィックス・ツールおよびコントロールをサポートします。AnyLogicモデルが100%のJavaアプリケーションであるので、モデルを容易にウェブ・アプレットとして発行することができます。他のツールは、ウェブサーバ上でモデルをセット・アップし、かつ遠隔のクライアント・インターフェースとモデルの間の相互作用を維持することが必要です。 AnyLogicでは、クライアントマシン上のJAVAアプレットとして動作します。シミュレーション結果をJAVAアプレットとして送付すれば、ブラウザの動作環境があるユーザーは、直ちにシミュレーションを体験できます。
もちろん、ユーザにモデルのどの部分を公開するかを決めることができます。AnyLogicによって生成された多くのSDアプレットが、このウェブサイト上でご覧いただけます。
AnyLogicは、エージェント・ベースまたはディスクリート・イベントのメソッドを使用して開発されたコンポーネントとSDモデル・コンポーネントを組み合わせることを可能にするただ一つのツールです。これは多くの異なる方法で行うことができます。例えば、SDを使用する消費市場、およびABアプローチを使用するサプライ・チェーンをモデル化することができます。都市の人口(エージェント)およびSDスタイルの内在する経済又はインフラストラクチャーのバックグラウンドをモデル化することができます。さらにエージェント内部にSDダイアグラムを置くことができます。例えば、SDは、会社の内部の生産工程をモデル化することができます。しかし、会社はより高いレベルのエージェントかもしれません。技術的に、SDとABあるいはDEの間のインターフェースおよびフィードバックは非常に容易です。いくつかのSD変数は、エージェントの決定論理の中で使用するか、プロセスのフローチャートのパラメーターになりえます。また、後者は次には他のSD変数を修正するかもしれません。
AnyLogicシステム・ダイナミックスで作成した、オンライン・モデル・ギャラリーのアプレットご覧ください。